モーツァルト自筆譜発見?
モーツァルトが作曲したピアノソナタイ長調KV331 3楽章「トルコ行進曲」
私の記憶によると、小学校の高学年か中学生の頃に、ピアノの発表会で弾いた曲です。その頃の私の技術からすると、かなり無理をした選曲だと思います。きっとどこかで聴いて、「かっこいいから弾きたい」と、先生に頼んだに違いありません。そんな思い出の曲「トルコ行進曲」をいつかもう一度、原曲に近い形できちんと弾きたいと、ずっと思っていました。
ついにその時がやってきました。先日、ベートーヴェンのピアノソナタを仕上げたばかりなので、(大失敗でしたが・・・。)次はこの曲しかない!と決断したのです。
そこで、むかーし弾いたその楽譜を実家に行き、探すことに・・・。
な~い!(泣)
「そんなはずはない!」
どうしてかというと、私の母は、とにかく物を大切に保管する人なのです。たとえば、私が20歳の時に作ってくれた振り袖も、新品同然に保管しているくらいですから。ちなみに私の娘は、35年以上も前のその振り袖がたいそう気に入り、つい先日、友達の結婚式で着たくらいです。そんな母ですから、私の小さい頃のものはしっかり残しているはずなのです。しかし、「トルコ行進曲」の楽譜だけが、どこを探しても見つからないのです。きっと私がなくしたのでしょう。そうに違いありません。
そこで、ネットで検索♪今はとっても便利です。注文したら、大体の楽譜は、遅くても3日後には届きます。早ければ翌日届くことも。今回もうきうきしながら見ていたら、気になる言葉が・・・。
モーツァルト ピアノソナタ イ長調 KV331[トルコ行進曲付き]
2014年発見の自筆譜に基づく原典版
2014年発見?知らなかったぁ!(笑)よく読んでみると、このモーツァルト自筆譜の発見で、今まで発行されていた楽譜は、誤りが多いことが明らかになったということなのです。ますます、その新しい楽譜を早く見てみたくなりました。
え~~!最初から違います。
しかし・・・・・。なんだか初めて出会う曲のような、新鮮な気持ちで弾いている自分がいます。とってもたのし~い!
早く、モーツァルトの思いを表現できるように頑張ります。